(時代を超えて、再び竜が登られました。)
東海圏初(令和6年現在)のコラボ御朱印
太江寺に祀られる神仏を導いた竜神を中心に竜の子供とも言われるタツノオトシゴ(伊勢シーパラダイス飼育数日本一)を入れ近年の興玉神の象徴夫婦岩と太江寺ご本尊の梵字が入ったコラボ御朱印(親子関係!?)となっております。
*コラボ御朱印誕生秘話!?
伊勢西国巡礼(ウォーキング)体験(巡礼って何?伊勢西国って何?等々を知って頂くもの。)の行事の企画を進めている中(因みに令和7年4月に第2回を計画してます。お楽しみに。)シーパラダイスさんの経営努力により多くの方がお越しになられており、近隣施設の為、お寺にも興味を持って足を運ぶ切っ掛けになって頂きたいなと思い、シーパラダイスさんにて魚朱印を独自でされていたのをリサーチしていたので、シーパラダイス内を巡礼地と見立て、その結願に太江寺で完結する物語やルートが構築出来ないかな・・・。がコラボを呼びかける為の切っ掛けとなりました。太江寺の役僧の星野研至からシーパラダイスの営業の方に相談して館長をご紹介頂き、コラボを快諾して下さり、コラボ御朱印は双方のスタッフが意見を出し合いながら修正を繰り返して何とか結実しました。(このコラボ御朱印を通して、シーパラダイスさんの更なる来館資源にして頂く事は勿論のこと、また、三重県・伊勢・二見等の観光資源の開発や地域活性も考えています。)
*お寺の竜と伊勢シーパラダイス!!そして思う事。
奈良の大仏建立の発願をした聖武天皇より建立費用等を集める役目を僧の行基に委ね全国を廻り伊勢の国に入り伊勢神宮を参拝後、現在の夫婦岩前で興玉神石に祈りを捧げました。この時に、竜神(竜は水の有る所に居るとさる)と共に神仏(竜神さんが運んでくれる役割を果たしました。乗り物の役回り)は音無山に登った(別の言い方をすると、音無山に下ろしたと言う表現がよいかも。竜神さんが運んでくれて。現在の太江寺)神仏(興玉の神、天照大神、千手観音)を祭ったのが、太江寺の始まりです。約1300年前に行基が開創したお寺になります。その後、醍醐天皇の病気平癒の願いが叶ったため、本堂などを建立し、勅願寺となりました。昔から竜は、観音さんの乗り物と言う立ち位置もあって水のあるところに観音さんが祭られている事が多いかなと。
観音様の慈悲は普く平等に慈雨となって降り注がれている(生きとし生けるものを救わんとする佛さんだから)と言えます。心中で慈雨の存在が感じられる様になった時(生き方)、かたじけなさ、有難さが湧いてくるものです。その千手観音菩薩(太江寺の本尊だから)を表す梵字(キリク・古代インドの文字)の御朱印が中央に押されます。その梵字の意味を体感出来た訳ですからただの紙切れだと思ったら、あらま!この1文字が命を宿したものになっていたとも言えますね。即ち千手観音さんの息遣いを吹き込んだものと分かりやすく敢えて言わせて頂きます。
その時には我々の生き方も、より良いものになり自利利他の行いが出来る様になっている事でしょう。
伊勢シーパラダイスの阿部瑞貴さんの力があってこそ、この企画がスムーズに実現出来たと思います。コラボ企画の前から魚朱印の活動はリサーチしていまして、自身で消しゴムから彫られる魚達は、自分の家族の様な存在でもあるのかなと感じていました。即ち、輪郭や、眼の入れ方、バランス等何とも言えないぐらいの絶妙な感じで、描かれた紙から飛び出して来る様な息遣いを何となく感じていました。この竜に(画竜点睛)生き生きと表現して頂き感慨もひとしおです。行基さんの時の竜もこの御朱印の様に素晴らしいものだったのでしょうね。歴史や信仰がこの竜を通してタイムスリップも出来き、伊勢シーパラダイスで作成された印鑑が音無山(太江寺)に登り腰を下ろされました。皆様の手元に届くと言う素晴らしい出会い、また新たな物語が紡がれ皆様の幸せの一助となって行く事も願っています。
また、行基創建とされている太江寺ですから。この行基さんは「布施屋」という無料宿泊所を設けたりと、慈悲の実践という宗教者としての顔もあります。小生も実践する人であり続けたいと思います。
こちらが、コラボ御朱印
太江寺受付に掲示してある案内になります。
伊勢シーパラダイス(水族館)外観①
伊勢シーパラダイス(水族館)外観②
7月7日タツノオトシゴの日の案内
7月7日タツノオトシゴの日記念日登録証
伊勢シーパラダイス館内での御朱印のご案内①
伊勢シーパラダイス館内での御朱印のご案内②
タツノオトシゴと館内案内
令和6年11月6日伊勢シーパラダイス内にて発売記念撮影
左から・伊勢シーパラダイス館長 田村 龍太さん ・太江寺 役僧 星野 研至(コラボ御朱印企画発起人)
・太江寺 住職 永田 密山 ・伊勢シーパラダイス 阿部 瑞貴さん
*御朱印制作裏話:実はこの竜の御朱印は、阿部 瑞貴さんが、消しゴムを自分で掘って下さった手作りの物です。竜と夫婦岩のデザインも担当され美的センスも感じるものだなと、感心しています。この場をお借りして、コラボ企画にご協力賜り心より御礼申し上げます。
太江寺本堂と御朱印販売をしている受付外観
御朱印設置外観
竜は神仏を背中に乗せて運び鎮座され太江寺となりました。今は、伊勢シーパラダイスの安部さんの手作りの竜の印が太江寺に運ばれ鎮座しています。時代を超えて、竜が登られました。この竜の御朱印を皆様のお手元に届き新たな物語が紡がれ幸せの一助となればと願っています。
太江寺だけの販売です。(販売開始11月6日~)参拝の記念に是非お買い求めください。
受付にお寺の者が居ない時は、置いてある筆ペンにて参拝日の記載が無いものはご自身でお書きください。
合掌 編集子 太江寺 役僧 星野 研至(企画発起人)